- ネーミング造語とマーケティング 造語ネーミングの注意点 時代の空気(2)
造語ネーミングの注意点
時代の空気(2)
時代の空気感を読み取るためにはどうすれば良いのでしょうか?
多くのマーケッターは新聞や雑誌に目を通し、テレビなどの情報番組を欠かさず見るといった努力を欠かさないものですが、実際には、それだけでは時代の空気感を読み取るには不十分です。
逆に、メディアとはほとんど関わらなくても、時代の空気感を如実に感じ取れるクリエイターも存在します。
特に情報の造り手である人は、メディアに掲載されているようなことから感じることをネーミングに活かしたとしても、そのネーミングが世に出る頃には既に遅いといったことにもなりかねません。
ネーミングをするクリエイターの多くは、メディアでの情報よりも、よりリアルに自分が感じることができる街の様子や人との会話などから時代の空気感を読み取ることが多いようです。
つまり自分の感性を全開にして時代の空気感を読み取るのです。
あるいは、時代の空気感そのものを作り出してしまうようなクリエイターになるということもいえるでしょう。
能力のあるクリエイターは、そのようにして時代の空気感を読み取り、それをネーミングに活かしていきます。
もちろんその背後には的確なマーケティングがあることを無視してはいけません。
同時に基本的にネーミングはポジティブな印象を与えるものの方が多くの人に受け入れられやすくなります。
「失われた20年」と言われるほど、現在の日本経済は混迷に取り巻かれ、多くの人が自信を失いつつあります。
あるいは、最初から好景気など知らずに働いている若者も多く存在しつつあります。
そのような時代の空気をそのままストレートに表すネーミングをしたとしても、それが多くの人に受け入れられるのはまれといってもよいでしょう。
しかしだからといってあまりに現状を無視したネーミングをしたとしても冷笑を買うだけになってしまうかもしれません。
ここに時代の空気を読みマーケティングに裏づけされたクリエイティブな能力が必要になるのです。
ヒットするネーミングは決して偶然の産物ではなく、綿密なマーケティングから導かれるひとつの結論なのです。
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